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2月もすでに終わりを迎えようとして
気温も少しずつ暖かい日が増えてきました。

暖かくなった春が近づいてくると、花粉症の症状が出てくる方も多く見られます。

⚫︎そもそも花粉症の原因とは何から来るのでしょうか?

★花粉症の約70%はスギ花粉症だと考えられています。これは日本全国の森林の18%、国土の12%をスギが占めているためでもあり、関東や東海地方ではスギが中心になります。また、関西ではスギと並んでヒノキも植林面積が広いため、ヒノキも要注意です。一方、北海道にはスギやヒノキが少なくシラカンバ属(カバノキ科)が多いという特徴があります。

⚫︎花粉の種類

スギ:年初から飛び始めて3月にピークを迎えて5月くらいまで飛散します。
ヒノキ:スギよりも若干遅れて飛び始めて4月にピークを迎えて6月くらいまで飛散します。

シラカンバ:北海道ではシラカンバ属の飛散が5~6月にピークを迎えます。
イネ科:北海道で6~9月に飛散しますが、本州以西ではほぼ1年を通して飛散します。
キク科:秋の花粉として知られるキク科のブタクサ属・ヨモギ属、クワ科のカナムグラは8~10月に飛散します。

⚫︎治療について
★花粉症は、一般に症状が悪化すると薬の効果が得られにくくなりますので、症状が軽いうちに症状を抑える薬を使い始める「初期療法」が勧められています。初期療法では、本格的に花粉の飛散が始まると予測されている日(本格飛散開始予測日)または花粉症の症状が少しでも現れた時点で薬を使い始めるのが一般的で、一部の薬や重症例では、本格飛散開始予測日の1週間ほど前から始めることもあります。早めに薬を使用することで、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすくなり、症状を抑えた状態でシーズンを送ることができます。

⚫︎緩和対策
(1)花粉情報
最近は花粉飛散時期にはインターネットやテレビ・ラジオのニュースで花粉飛散予測が報じられます。外出せざるを得ないときには事前に花粉情報から対策を立ててください。また、必要なとき以外の外出は控えめにしてください。

(2)花粉が多く飛びやすいとき
・雨の日と雨上がり
花粉は雨が降れば地面に落ちますので雨の日は飛散量が少なくなりますが、雨が上がると遠くから飛散する花粉に加えて地面の花粉も巻き上げられますので、飛散する花粉は倍増するとお考えください。
・朝と夕方
一般に花粉は通勤・通学時間帯にあたる朝と夕方に多く飛散する傾向があります。日の出から時間とともに気温が上昇するにつれて花粉も目や鼻の高さに浮遊しやすくなることや、夕方にかけて気温が下降するにつれて上空にあった花粉が降りてくると考えられます(地形や建造物、地域により差があり、1日で最も気温が上昇する13~15時ころに飛散量が増える場合もあります)。

(3)花粉回避の服装
花粉は全身に付着しやすいので、頭髪は帽子で、目や鼻はメガネやマスクで、首はマフラーやスカーフで付着を防ぎ、花粉が付着しにくいような表面がツルツルした上着を選びましょう。

(4)帰宅時
家の中に花粉を持ち込まないように玄関前で花粉を払い、すぐに着替えて外気に露出した顔などを洗い流しましょう。

(アレルギーポータルサイトより引用)

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